たいへんにんげんは現在決まっているライブを最後に活動休止に入ります。プライベートな事情で活動が続けられなくなったわけではないので、三人とも音楽活動はバリバリとやるでしょうし、意外と早く復活するかもわからないです。しかし「たいへんにんげん」としては一旦、お休みをもらいたいと思います。 理由は 例えるとするならば カレーライスという作品の配役を考える時に 「カレー」「ライス」「福神漬け」 なのか 「カレーライス」「皿」「スプーン」 なのか、はたまた 「カレーライス」「客」「料理人」 なのかがはっきりしなくなってきたためです。 察しのいい方はお気づきかもしれませんが、勢いで例えてみるとろくなことがありません。 元々共通するところの少ない三人だったために一旦そこらへんを整理して考えようということになったのだと個人的には思っております。 これまで応援してくれた方には申し訳ない気持ちになりますが、朝日がのぼれば着替えて出かけようと思うはずなので「たまにはいいじゃない」と休ませてくれたらありがたいです。 中原チャーリー |
次のアルバムに向けて曲を作ったりと活動していた最中、突然の発表で驚かせてごめんなさい。 3人の常にギリギリなバランス感で活動をしてこれた事、一見すると危うい関係だけど同時にこういう形じゃなければ出せない表現が多く作れて、なんと幸福な関係だと思う。 こころを削り削られ何かを作る事はとてもやりがいのあるもので、でもどこかがすり減っていくものでもあり。 3人のバランスがたまに崩れる事と同じで、それぞれの気持ちのバランスが崩れる事も同じようにあり。 また、そのバランスの崩れるタイミングが同時多発すると、すごーくたいへんです。 「一緒に作り、一緒にそれを表現する事」と、「何か我慢する、我慢させる」という事のバランスが崩れてしまって、自分の中で我慢したりさせたりすることが嫌だ、という気持ちが今回は勝ってしまったのです。 ですが、一緒に呑んだり話したり遊んだりしていてとても楽しいので仲が悪いだなんて俺は感じてないので、つまりそういう感じの話し合いをしたワケでは無いので解散ではなく休止という選択をしました。 生きる事は戦う事。 バンドにも正面(3人なので三つ巴の大合戦だが)向き合って戦う価値がある。 3人でしっかり戦いしっかり生きたという事は胸に誇り。 どれくらいの時間になるかわかりませんが、部屋の隅に山積みになっている「音楽家として、人として学びたいこと」をがつがつ捕食しつつ、もっと良いことが出来るようになったらまた3人で合奏出来たら、と願います。 遠藤ナオキ |
ほんとうはこれを読んでくれているひとりひとりと呑み語りたいくらいなのだけど 「誰かがあと2cmずれてただけで絶対にどんがらがっしゃんいっちゃうような奇跡のフォーメーションで成り立っているだなたいへんにんげんは」 ってちょっと前の自分が何気なくつぶやいていた、私はそんないびつで無骨なさんかくの形に誰にも負けない誇りと愛情をもって長いこと向き合ってきたし表現してきたつもりで、ふたりもきっとそうで、真摯に純粋にやりあったからこそのどんがらがっしゃんだと思っている 運命共同体であり家族みたいな三人だけど、表現する上でのさんかくの形は崩れてしまった、だから一旦お休みにしよう 解散ではなくお休み、 それがてんでばらばらな三人のゆいいつ共通した意見でした たいへんにんげんのライブ、次回作を楽しみにしてくれていた方、ほんとうにごめんなさい いつかまた誇れる三角形になれたら、その時に会いたいです 木下貴恵 |